WEL PROGRAM WELプログラム

ホーム > WELプログラム

WELプログラムの概要

近年、世界中で、取締役会におけるジェンダーダイバーシティが大きなトレンドになっています。さらに、多くの先進諸国、また一部の新興国においても、取締役会におけるジェンダーダイバーシティの規制が設けられており、今後ESG投資が増大するにつれて、日本の企業においても、社会的責任(CSR)の一環としてジェンダーダイバーシティの改善が、ますます求められます。

一方で、日本における上場企業の取締役会に占める女性の割合は2023年で約10.6%にとどまっているのが現状です。日本企業のトップマネジメントにおけるダイバーシティを高めるためにはどうすればよいのか、女性のエグゼクティブ・リーダーを育成するにはどういう人材投資、開発が求められているのか。

こうした社会的課題と要望に応えるために、京都大学経営管理大学院(GSM)は、将来の女性エグゼクティブ・リーダー育成するプログラムを2023年秋から開講いたしました。

社会からの要請
投資家からの要請
企業の課題

京都大学GSMがもつ
人材育成のノウハウ

女性エグゼクティブ・
リーダー育成プログラム

役員を目指している、または将来に役員候補になり得る女性を対象とする育成プログラムです。プログラムの受講期間は6か月間です。オンライン授業は平日、対面授業は土曜日に開催します(予定)。本プログラムでは、講義、プレゼンテーション、ケーススタディ、パネルディスカッション、グループコーチングセッションなど、参加者がトップマネジャーとして成果を上げるための充実した学習体験を提供します。とくに、女性リーダーが直面する様々な課題や成功するために必要となる知識とスキルを身につけるための、女性リーダーに特化した内容となっていることが強みです。
また、京都大学経営管理大学院(GSM)の教授陣に加え、主に女性経営者、コンサルタント、その他様々な専門家とのネットワーキングを通じて参加者の将来のキャリア形成を支援します。

  • 役員を目指している、または
    将来に役員候補になり得る女性

  • 6か月間オンラインは
    平日、対面は土曜日に実施

  • 参加者には京都大学経営管理大学院(GSM)の履修証明書を授与

本プログラムの特色

京都大学経営管理大学院(GSM)は日本企業における女性トップマネジメントを増やすことで、日本企業社会の力強い成長の促進を目指します。
その目標達成の一環として、「女性エクゼクティブ・リーダー育成プログラム」を開講いたします。
このプログラムでは、ジェンダーバランスに関する研究の推進とその成果を社会に還元するために、関連する授業を提供し、
また、受講者以外の方々も参加可能なセミナーやシンポジウムを開催します。
プログラムに参加する企業は、①本プログラムへの社員派遣、②(正会員のみ)企業向け研修講義への参加が可能です。

  1. オンラインと対面を効果的に組み合わせたプログラム

    経営戦略やリーダーシップ等の体系的な経営知識および女性役員候補に特化した知識の習得に関する座学は、オンラインで提供します。しかしオンラインだけでは得られない、女性エグゼクティブ達によるコーチングセッションや、同じ場所を目指す仲間や講師陣とのネットワーキングの機会は対面にて提供します。対面授業は週末に開催し、本業との調整のしやすさにも配慮しています。

  2. 女性エグゼクティブ・リーダーの育成に特化したプログラム

    MBAが提供する基本的な学術的な知識だけでなく、女性リーダーが直面する様々な課題を克服するための、必要なマインドセットと重要なスキルを身につけることを目的とした、女性のリーダー育成に特化したプログラム構成となっています。

  3. 世界で活躍する女性エグゼクティブ達が講師として参加

    講師として迎えるのは、日本はもちろん、世界中で活躍する女性エグゼクティブ達です。経営学の知識は研究者である教員から学ぶことができますが、女性エグゼクティブによる実際の経験に基づいた説得力のあるレクチャーは得難いものです。こうした講師陣をメンターに迎えたコーチングセッションやディスカッションを体験することで、参加者が将来のリーダーとなる能力を磨きます。

  4. 国際経験豊かな教員、講師勢によるレクチャー

    経営管理大学院では、ジェンダーバランスに加え、国際性も重要視しています。多様性を重視した教育環境を実現するため、国際経験豊かな教員と講師陣を迎えています。実際の海外での留学経験、就業経験、起業経験等を通じて、多様な人が集まる環境で働く時に必要とされる知識やリーダーシップ、信頼関係の築き方等を学ぶことができます。

プログラムで学べる内容

  1. 体系的な知識の修得(オンライン授業)

    経営戦略、リーダーシップ、ガバナンス、財務等、トップマネジメントに求められる基礎的な科目を学べます。

  2. 女性エグゼクティブに特化した知識の習得(オンライン授業)

    取締役会での行動様式や、組織内外のネットワークづくりなど、ジェンダーの固定観念にまつわる問題、そして社外取締役から見たガバナンス改革、ダイバーシティ課題などを学べます。また、成功を収めている他の女性プロフェッショナルと意見を交わす機会を得ることができます。

  3. コーチング・セッション(対面授業)

    受講者のロールモデルとなりうる女性経営者・女性経営幹部をメンターとして招き、プログラム参加者が抱える課題に対し、アドバイスを受けることができます。女性プログラム参加者によるグループプレゼンテーションと活発なディスカッションで構成され、将来的に自立した女性リーダーとして活躍できるよう、自己啓発を支援することにより、組織の中で直面する課題を克服することを目指します。

  4. 参加メンバー、講師陣、ゲストスピーカーとのネットワーキング

    初回、中間点、最終打ち上げに、ネットワーク作りのための機会を設けます。さらに、プログラム修了生同士のネットワークも構築していきます。プログラム修了後も様々なイベントなどを通じて、現役参加者や修了生である女性エグゼクティブと継続的に交流をもつことができます。このプログラムで得たネットワークは、みなさんの強みになることでしょう。